しびれ鍋が今年のトレンド鍋に
株式会社ぐるなびが2018年版の「トレンド鍋®」を“しびれ鍋”に決定したそうです。
しびれ系は大好きなスパイス。お店のメニューにしびれ系が増えたり、しびれ系スパイスが買い求めやすくなったりしそうですね。わーい。
しびれとは
ここで言うしびれとは、主に花椒と山椒。どちらも同じ植物の仲間なので、見た目は似ているのですが、香りとしびれ具合に違いがあります。
花椒(ホワジャオ)
主に四川料理などに使われるスパイスで、爽やかな香りとびりびりとしびれる辛さが特徴。わたしはこのびりびりが大好きで、家でも常備しています(写真左上)。冷蔵庫に貼り付けられるケースに入れて、すぐ使えるようにしています。
夏は麻婆豆腐に、冬も麻婆豆腐に。と言うか、辛い中華系のおかずを作る時は必ず入れます。
山椒(サンショウ)
よく見るのは、うな重にかける、あの粉。山椒の実の皮を乾燥させて粉にしたものです。穏やかなしびれと辛みがあり、すっきりと良い香りがします。七味唐辛子の中にも入っています。未熟な山椒の実は、ちりめんなんかと合わせてご飯のお供にすると最高。
写真は山椒の実の醤油漬けです(使いかけのものですみません)。鎌倉の漬け物屋さんで買いました。
ちなみに、山椒の葉は“木の芽”と呼ばれ、たけのこ料理の彩りに使われたり、味噌と合わせて田楽にすると、ザ・日本酒泥棒になります。
おうち鍋にしびれを取り入れるには
S&Bさんやユウキ食品さんなどがしびれ系スパイスを取り扱っているので、普通のスーパーで買うことができます。(今後もっと商品が増えるかも?)
粉末状になった状態のものはそのままコショウのように使うと良いでしょう。
ホールのままのものは、砕いてから使うと香り高い仕上がりになります。
おすすめするしびれ鍋は
しびれ鍋、おうちでも楽しみたいですよね。わたしのおすすめするしびれ鍋は
塩豚麻辣鍋
です。
塩豚麻辣鍋の作り方 ①塩豚(豚ブロックに塩を擦り込んでしばらくおいたもの)を食べやすい大きさに切る。 肉の表面についた塩は洗わずにそのまま使う。 ②鍋に油と花椒、唐辛子、にんにくとしょうがのみじん切りを入れ 香りが立つまで弱火で温める(唐辛子は種ごと使うとより辛くなります)。 ③塩豚を加え、表面に軽く焼き色が着くまで炒める。 ④鍋に入れたい野菜(ネギは必須!)や豆腐を加えさっと炒めたら、 かぶるくらいの水を加え、野菜が柔らかくなるまで煮る。 ⑤味をみて塩コショウを足すか、醤油や味噌などで味付けをする。 ⑥ごま油と花椒を好みの量振って熱々を食べる。
寒い時期には体もポカポカになるし、豚の旨味と花椒の爽やかな香りとびりびりが食欲をそそります。
そして、狩猟免許を取ったので、今年は塩猪ができるかもしれません。
塩猪麻辣鍋、実現したいなあ。
外食でも、おうちでも、しびれ系に挑戦したいですね。
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