マガモを獲って食べた話

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狩猟のこと
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猟に同行させてもらいました

引っ越してから初めて猟に同行させてもらいました。

まだ所持許可を持っていないので、手伝いだけ。猟師さんは3名。

  • Aさん:リーダー。腕がよい。声が大きい。
  • Bさん:頭脳派。冷静沈着。Aさんと同い年くらい。
  • Cさん:ベテラン。鳥の判別や距離感など的確に判断できる熟練者。

といった印象。

まずはCさん主体で猟のプランを話し合います。おそらく下見をされていたのでしょう。

おおよその流れを組み立てたら、実行。

わたしは初心者ということもあり、遠方から見ている係。笑

朝から出猟し、昼を過ぎたあたりで1日の捕獲制限に達したため終了。マガモとカルガモ、オナガガモが獲れました。

海に面した地域なので、陸ガモや海ガモがたくさんいます。ハジロ系が特に多い印象でした。

同時に海産物への被害もあるそうで、猟師さんと漁師さんが話している場面にも遭遇しました。

獲った鳥を運んだり、雑用をお手伝いしていたら、なんとマガモを3羽もいただいてしまいました。

海のもので育ったマガモの味は!?

初めてのマガモの解体。

狩猟や料理に全く興味がない夫が、なんと手伝ってくれました。

「生き物が肉になって、口に入るまでを知っておきたい」と。

夫がわたしの考えを否定することはありませんが、賛成もしていないのだろうな、と思っていたので正直驚きました。

不慣れなことばかりで、19時ごろから始めて、夕飯にありつけたのは0時ごろでした。

解体の流れは山賊ダイアリーや


山賊ダイアリー コミック 1-7巻セット (イブニングKC)

狩猟生活を参考にしました。


狩猟生活 2018 VOL.3 (CHIKYU-MARU MOOK 自然暮らしの本)

個人的には、イラストの方が分かりやすく感じました。

山賊ダイアリーの中で、マサムネ君が腸抜きに悶えている場面。わたしの夫もまさしくそんな感じでした。笑

猟師さんから「醤油と酒とみりんで漬けてバターで焼いて食うとうまいよ」

と教わったので、早速試してみました。

漬け込んでいる間に、塩胡椒のみで味付けして食べてみたのですが

食感も味も野性味が強い。

とても味が濃いです。そして、弾が当たった胸周辺は血が回っており血生臭い。わたしの処理の不慣れさも相まって「まずくはないけど。。。うーん」といった味わい。ただでさえ鉄分の多いマガモの肉が、血のせいで悪い方に影響が出てしまいました。とても筋肉質で皮も硬く、手羽先など肉の少ないところは噛みちぎれないほどでした。ぼんじりも、焼き鳥屋さんで食べると油たっぷりのぶりっとした食感ですが、野生のマガモは超ゴリゴリです。逆にクセになるかも。手羽元やももあたりは弾が当たっておらず、とても美味しかったです。

そして、漬け込んだ肉のバター焼きは

驚くほどおいしい!

味付けでこんなにも変わるのかと、正直びっくりです。

個人的には酒の効果が大きいような気がします。血生臭さを消してくれました。そういえば、山賊ダイアリーでも漬け込んで焼いていたな。

内臓はハツと砂肝を食べました。レバーは胆嚢が破れていたので食べませんでした。

低温調理も考えましたが、時間がなかったのと温度を管理できるものがなかったので次回トライしてみます。

そして、

出汁が絶品

3羽分のガラと、酒、生姜、ねぎ、水で圧力鍋で煮出して出汁を取りました。

黄金色の出汁は旨味が凝縮されていて、このままでもとてもおいしいです。

血の影響をほとんど受けないガラがこんなにおいしかったということは、やはり弾のあたりどころや処理・調理の方法をうまくやれば、マガモは絶対においしいはずだと確信しました。

わたしの人生の研究テーマである

スタートからの距離が近いほど、おいしい

について、もっと経験を積まねばなりません。今回の経験で最初の一歩を踏み出せたように感じます。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。


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