狩猟免許試験

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狩猟のこと

8月はみっちりと勉強し、25日に狩猟免許試験を受けてきました。
ブログを全く更新できず、記事を書くこともせず、ひたすらテキストとにらめっこしておりました、すみません。。
少しでも誰かの参考になれば、そして、初心忘るべからず!という思いで記録に残しておこうと思います。
これは2018年のたった1回の受験なので、これが全てではないことをあらかじめ言っておきます。

試験内容は大きく分けて3つ

狩猟免許の試験内容は、知識試験・適性試験・技能試験の3つに分かれます。
最初に知識試験を受け、合格すれば適性試験・技能試験に進むことができます。

知識試験

筆記試験のことです。共通の問題が25問、受ける免許の種類別の問題が5問あります。
わたしは第一種とわなの試験を受けたので、
共通問題25問と第一種5問、わな5問の計35問解きました。
テキストなどでは30問と書かれていたので、あれ?と、ちょっとだけ焦りました。
三択式の問題で、70パーセント以上で合格です。
内容は、法令や鳥獣の生態、猟具に関する知識についてなどです。
試験申し込みをする際にもらえるテキストと例題集に目を通して、問題を解いておけば大丈夫です。
わたしは試験日の1週間前に行われた講習会にも参加しましたが、知識試験に関しては
そこまで講習会に参加する重要度を感じませんでした。
それよりも、講師である猟友会の方の体験話がとても面白く、勉強になりました。
試験時間は90分あるので、余裕を持って取り組むことができました。
10時から試験開始で、30分経過したところで、終わった人は退室できます。
1時間ほど経ったらほとんどの人が退室していました。
11時半に試験が終了し、12時15分に合格発表がありました。
わたしを含めて、8割くらいの方が合格していたと思います。
発表までにお昼を済ませておくとよいでしょう。この後に休憩時間は設けられていません。
わたしはお弁当を持参していたのですが、気が気じゃなくて味が全くしませんでした。笑

適性試験

知識試験を通過できた人は、適性試験から始まります。視力・聴力・運動能力の試験です。
ここからは3人1組になって動くことになります。
わたしは、わたしと同様第一種とわなの試験を受ける2人とチームになりました。
まずは視力検査。矯正視力でもちろん大丈夫です。
わたしの場合、よくある「C」の表示ではなく「E」だったので、ここでも焦りました。
緊張のあまり、些細なことでひゃぁぁぁあとなってしまいます。
そして、この視力検査と同時に聴力も検査されていたようで、視力・聴力ともに「済」とチェックされました。
毎回そうなのかはわからないのですが、視力検査の際はいつも以上に元気よく返事をしておきましょう。
そして、運動能力検査です。試験官の指示に従って、屈伸や指折りなどをします。
これで適性試験は終了です。
先日の講習会で、猟友会の講師の方がニコニコと
「狩猟中に事故って首が回りませんが、狩猟できているので、皆さん安心してください」
と言って、会場内がざわっとしたのを思い出しました。

技能試験

適性試験が終わると、技能試験になります。減点方式で、減点数が30点以下で合格です。
わたしは第一種とわなの試験を受けたので、その内容の試験になります。

まずは第一種、距離の目測です。

これは講習会の時に大体の距離と場所を教えてもらうので、余裕でクリアでした。
逆に講習会に行っていなければ、きっと分からなかったと思います。

次に、第一種、銃の分解と組み立てです。

先に銃の所持許可をとって、自分の銃を持っている方は別ですが、
これは講習会で実際にやっておいて良かったと本当に思いました。
講習会・本試験では上下二連の散弾銃の分解、組み立てをしたのですが、
銃の構造を頭に入れていても、実際に触ってみると、重さや硬さに戸惑ってしまいます。
そして、個人的には分解より組み立ての方が難しく感じました。
試験の流れでは、先に分解をするので、その動作と逆に動けば組み立てられるはずなのに、銃身と銃床がうまくはまらないのです。
講習会で何度も練習させてもらって、その時はうまく組み立てられてのですが、
試験の時は独特の空気の中、真っ黒に日焼けしたマッチョな試験官の鋭い眼光の前で焦ったせいか
(講習会の模擬試験もこの方だったのに!)
かなり長い時間をかけてしまいました。3人1組なので、他の2人はすでに組み立て終わっており、
わたしだけがカチャカチャとさせて、さらに焦りが生まれ、、、
テキストに銃の分解と結合ができない場合31点減点で一発アウト!と書いていたので、冷や汗をかきながらも、なんとか自力で組み立てました。
この時点で、もう心が崩れそうです。(分解と結合が円滑にできない場合はマイナス10点)

次に空気銃の一連の動作の確認です。

ここでもやってしまいました。
試験官の指示と違う動きをしていまいました。
試験官は「銃を装填してください」と言ったのに、わたしは思いっきり射撃姿勢をとりました。
そして、もしかしたら試験あるあるなのかもしれませんが、隣の人がわたしにつられて同じ間違いをしてしまったのです。
ここの試験でわたしはプシューーーと心がしぼんでしまいました。(ここでもマイナス10点か31点か、、、)
試験の部屋を出て、同じチームの2人に「やってしまいました、、、」とつい声を漏らすと
2人とも優しく「大丈夫ですよ、次頑張りましょう!」と励ましてくれました。
2人のおかげでなんとか心を持ち直し、次の試験に挑みました。
こういうチームワークが狩猟の際も大切なんだろうな、と感じました。

次に第一種、銃を所持している際の団体行動をみる試験です。

3人で時計回りで歩いたり、縦列・横列で並んで歩き、その時に銃口を人の方に向けずに持って歩きます。
この時、どの位置に並ぶかで、銃の持ち方が変わります。並び方は受験票の番号順ではなく
その時にランダムに決められるので、あらかじめ予想しておくと、逆に混乱するかもしれません。
家でしっかりと予習しておけば大丈夫です。
ここでも、銃の点検や装填、射撃姿勢などを見られます。手が震えても頑張りましょう。

まだまだ続きます。第一種、猟場を想定した団体行動をみる試験です。

小さな三角コーンが並んでおり、川や休憩ポイントなどの場所を位置しています。
ここでは、実際に狩猟に出たとして、川などを渡る際の銃の受け渡しや、休憩時の銃の取り扱いなどをみられます。
これも講習会で教わった通りの流れだったので、問題なくできました。
次の動作が分からなくなったら銃口を上に向けて待てば、試験官が次の指示をくれると教わったので、分からなくなったら変に動かず安全な持ち方で指示を待ちましょう。

そして第一種、鳥獣判別です。

わたしはわなの鳥獣判別もあったので
2回この試験を受けました。
鳥獣のイラストや写真をみて、それが狩猟鳥獣か非狩猟鳥獣かを答える試験です。狩猟鳥獣の場合、その名前も答えなければなりません。
ここでの対策は、狩猟鳥獣は名前込みでしっかり覚えておくことと、
前の問題を引きずらないことです。
そして、テキストにはイラストで鳥獣が描かれていますが、図鑑やネットで実物の写真も確認しておくと良いと思います。
体感だと、わたしが受けた時は半分イラスト半分写真で出題されたと思います。
狩猟鳥獣に関しては、なぜこの動物だと判別できるか把握しておくことが大事だなと思いました。
わたしは試験中、たぬきとアライグマの判別を間違えました。
勉強している時はこれらを間違えることは一度もなかったので、あまり気に留めていませんでした。
たぬきとアライグマの大きな違いは尻尾にあります。これをなんとなく覚えていたので、試験中判別しにくい写真・テキストとは異なるイラストで出題され、見事に間違えてしまいました。
かなり力を入れて勉強していただけに、とても悔しかったです。

最後に、わな猟具の判別と架設

ここでは、置かれているわな猟具(実物)から、わな猟で使える猟具3種と使えない猟具3種を判別します。使える猟具は名称も答えます。
そして、猟具から一つ選んで架設します。
銃と同様、わなも初めて見るものばかりで、講習会に参加しておいてよかったなと思いました。
講習会では架設の練習もできたので、本番にも活かすことができました。

これで全ての試験が終わりました。

 

9時半に会場に着いて、終わったのが15時半くらいだったと思います。
チームごとに順番に呼ばれるのですが、わたしはかなり序盤で呼ばれたので
終わる時間も早かったのかなと思います。
試験が終了し、同じチームだった2人と軽くお茶をして帰宅。
わたしはまわりに狩猟の話をできる人がいないので、声をかけてもらって嬉しかったです。

合格発表は9月10日、そわそわしながら毎日を過ごしています。
体感として、わなに関しては自信があるのですが、第一種は、、、、、

皆さんに良いご報告ができると良いのですが、、、

 

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