鉄のフライパンをおすすめする理由

スポンサーリンク
考えたこと

フライパンは鉄製が良い?

皆さんはご家庭でどんなフライパンを使っていますか?
わたしは長い間鉄のフライパンを使っています。
一方仕事ではテフロンなどで加工されたフライパンを使っています。
どちらのフライパンも使い続けていますが、やはりおすすめは鉄のフライパンです。


好きなものを使うのが一番なのですが、購入を悩んでいる方に少しでも鉄のフライパンの魅力を知っていただけたら嬉しいです。

スポンサーリンク

使うほどに良くなる

鉄のフライパンはひっつきやすいというイメージはありませんか?
ひっつくのは、使い始めの「ならし」が十分にできていないからなのです。「シーズニング」と言ったりもします。

ならしとは、新しいフライパンを買った時に行う作業です。
①フライパンを空焼きして表面に膜を作ります。
鉄を熱すると、表面に膜(酸化被膜)が作られ、水を弾きやすくなり、油が馴染みやすくなります。
②フライパンの表面に油を塗り、再び熱します。
これも油でフライパンの表面に膜を作る事で、食材や水分を弾きやすく(ひっつきにくく)します。

フライパンで調理をする際に、油を塗って熱する作業は自然と繰り返されるので、より強固な膜が作られます。使えば使うほど、使いやすいフライパンになるのです。
せっかく作った膜を落とさないよう、洗剤を使わず洗う方が良いです。そして、万が一焦げ付いてしまっても、フライパンをしっかり熱して焦げを落としきり、油でもう一度ならせば使いやすいフライパンに戻ります。

使うだけで料理がうまくなる

うまくなる、というのは、スキルのことです。
鉄のフライパンは一度温度が上がるとなかなか下がらないので、食材を入れても高い温度を保ったまま調理することができます。

・野菜炒めは歯ざわり良く(水分が蒸発しやすいのでシャキッと炒められる)
・お肉はジューシーに(表面がすぐに加熱されるので肉汁が中から流れ出ない)
・いり卵はふわっと(フライパンの温度が下がりにくいので溶いた卵がすぐにぶくぶくと泡立ち空気を含んだまま固まる)

一方で、フライパンの温度が下がりにくいということは、食材を焼き過ぎてしまうというデメリットもあります。弱火にしとけばいいやーという訳にはいきません。せっかく料理するのだからおいしく食べたい・無駄にしたくないと思うと、不思議と工夫するようになります。
結果、手際よく炒めたり、焼き時間の予測ができるようになったり、目で見て焼き終わりを判断できるようになります。努力して、というよりは繰り返す中で身についていく感じです。勝手に上達できるなら、お得ですよね。
また、これは私の経験からですが、鉄のフライパンはあたたかい状態で洗った方が汚れが落ちやすいです。なので、使ったらすぐに洗うようになります。鉄のフライパンひとつで色々と上達できるなら嬉しいですね。

他にも、一生モノとして使えるくらい丈夫だし、無骨な佇まいと、経年変化をみるのも面白いです。鉄製なのに使うほどに手に馴染み、趣が増してくる感じがあります。

鉄のフライパンを使う上で注意する点

①しっかり熱してから使う。

鉄のフライパンは熱するまでに少し時間がかかります。しっかりと熱して使うことが、食材のひっつき防止にもなるし、おいしく仕上がるポイントになります。

②火力は弱火〜弱めの中火のまま使う

鉄のフライパンは温度が下がりにくいので、強火で熱しすぎると食材を焼き過ぎてしまうことになります。しっかりと熱したフライパンは弱火でも十分調理できるので、火加減を最初に決めたらそのまま料理しましょう。

③表面加工のフライパンより重い

鉄のかたまりなので、重いです。買う前に重さを調べたり、店舗で買う方は実際に持ってみると良いと思います。ちなみに、わたしは様々なサイズの鉄のフライパンを持っていますが、直径20センチくらいのものまでは問題なく振れます。30センチくらいになると厳しいです。とはいえ、振らなくてもおいしく出来ます。万能に使うとなると、26センチがベストだと思います。

④保管の際は油を塗っておく

鉄のフライパンをしばらく使わない時はサビ防止のため、油を薄く塗っておくと良いです。

⑤コレクション注意

様々なメーカーが鉄のフライパンを出していて、それぞれに違いがあります(主に見た目)。また職人さんが手作業で打ち出したフライパンは、とーーっても魅力的です。鉄のフライパンにハマると、あれもこれも欲しくなってしまいます。お金やスペースの問題もあると思うので、購入の際はお気をつけください。笑

素敵なフライパンライフを

毎日の料理に欠かせないフライパンを鉄製にする魅力と理由をつらつらと紹介しました。
わたし自身、毎日使ってデメリットも分かった上で、それでも鉄製が良い!とオススメするほど、鉄のフライパンには魅力があります。焦げ付き・ひっつき防止やお手入れのための作業をきちんと行えば、一生付き合っていける調理道具です。
鉄のフライパンが気になってる人、新しく購入を考えている人の参考になれば嬉しいです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました