手前味噌

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手しごとのこと

今年1月に味噌を仕込んでいました。
冷暗所に保管して毎年すっかり忘れてしまいます。
そしてこの時期、去年作った味噌が少なくなってようやく思い出すのです。
本当はたまにチェックして、カビを取り除いたり、場合によっては天地返し(味噌の上下を返して麹を空気に触れさせ活性化させる)などをします。が、わたしは毎年忘れてしまうので、味噌が出来上がるこの時期に初めてチェックします。
例年は表面がちょっとカビていたり乾燥していたりするのですが、今年はなぜかそういうのが一切ありませんでした。
カビも乾燥もなく、なんというか、めちゃくちゃ寝かせた味噌みたいに真っ黒になっていました。いつもは薄い茶色です。
たまり(醤油のようなもの)までできていて、おそらく気温のせいかなと。
カビなかったら、乾燥しなかったから成功!というわけではなく、あまり発酵が進んでしまうと、餌となっている糖分が失われているので、食べた時に甘みが少なくなってしまうのです。味については好みだし、まずいと思った味噌ができたことがないので、今年の味噌はどうなることやら。まだ去年の味噌が残っているので味見はしていませんが、この真っ黒味噌がどういった味わいになっているのか、今から楽しみです。

わたしは「スタートから食べるまでの距離が短いもの」をおいしいと思っているので、そういった理由で味噌を作っているのですが、味噌にはおいしいだけじゃ済まない力を実感した夏でした。

夏バテ。

変な気温の変化の中あちこち行ったり、退職のことなどで気分が落ちていたせいか、疲れるなーと感じることがこの夏多くありました。味噌汁は夏場は食べる頻度が少なくなってしまうのですが、朝一杯の味噌汁は寝ている間に汗をかいた体を潤してくれます。寝ている間に消耗した水分や塩分を朝に補うと、不思議と1日バテにくい体になっているような。
わたしがこの夏よくやっていたのが、冷や味噌汁です。出汁と味噌だけで具なし味噌汁を作ります。味噌汁を器に盛って、そこに刻んだ薬味や切った豆腐を入れるだけ。わたしは薬味を刻んで冷凍保存しているので、豆腐などをと一緒に入れると、冷たい味噌汁になります。暑い中コンロの前に立ち続けることもなく、超簡単。夕飯で残った具なし味噌汁を器に入れて冷蔵庫に保存して、翌日の朝に飲むことが多かったです。朝一の乾いた体にごくごく入っていく快感。笑
体を冷やすことを気にされているかたや、衛生面に気をつけているかたはやめた方が良いと思いますが、わたしは夏バテに効果的でした。

以上、手前味噌事情でした。
肌寒くなってきたので、これからは根菜たっぷりの味噌汁がいいですね。

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