ゼロから始める農業②最初のステップ

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農のこと
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農業を始めたい。でも何もない。

「農業を始めたい」「就農したい」
そう思っていても、実際は何から手をつけて良いか分からないことばかり。
この記事では、農業を始めたいけど
知識なし・技術なし・コネなし
全くのゼロ状態の方が、どのように農業を始めるかを考えた記事です。

前回の記事で、農業を始めるには

・自給自足する
・雇ってもらう
・独立する
この3つのパターンがあることを紹介しました。

今回は、パターンを決めた人たちが次に進むステップを紹介したいと思います。
わたしもゼロから農業を始めたいと考えるひとりです。
同じように悩んでいる方の参考になれば嬉しいです。

すべてのパターンに共通する最初のステップ

農業体験に行こう

まずは実践から。
というのも、色々なセミナー参加や情報収拾している中で、
「農業はやりたいけど、まだ土をいじったことはない」
という方が意外と多かったからです。
農業体験、農業ボランティア、援農などでで調べると、たくさん募集が出ています。
こういうイベントは1日で終了するものから、1週間くらいの長期滞在のものなど、
多くの環境があるので、自分の都合に合うものを選んで体験してみましょう。

検索キーワード:農業体験、農業ボランティア、援農
こういうイベントに参加すると、農業の楽しい面を満喫することができます。

わたしが実際に行った援農では、収穫・田植え・農地づくりなどを体験できました。
どれも本当に楽しくて、農業って面白い!と毎回感動していました。
しかし、予想以上に辛かったのが、草むしり。そして灼熱の中の芋掘り。
作業自体は面白くても、その時の環境が辛いということも、1日の体験で知ることができます。
短期間では全てを知ることはできませんが、農家さんの話を聞いたりと、
知ろうと思えばいくらでも学ぶことができます。

ゼロから始める方は、まずは行ってみましょう。

自給自足するための最初のステップ

情報を買う

ベランダ農園や庭での菜園を楽しみたい人向け。
この規模の栽培に関しては、細かい方法が書かれた本や、情報を買って、実践することができます。
ブログで検索しても丁寧に書いている記事も多いので、材料費以外にそれほどお金と時間を割かずに始められます。

市民農園を借りる

自分で食べる分の野菜を育てたい人は、ゼロからの場合、市民農園がおすすめです。
市民農園とは、小面積の農地を利用して農業を行える農園のことです。
シェア畑や、ふれあい農園などと言ったりもします。使用料を払えばすぐに始めることができます。
このような施設には、管理スタッフやアドバイザーが常駐するところもあるので、
教えてもらいながら農作業できるのも、嬉しいポイントです。
各市民農園によって、値段も設備もかなり違うので、よく調べて、実際に訪問してみて決めると良いと思います。

検索キーワード:市民農園、レンタル農園、田んぼレンタル+○○県



土地を買う・借りる

少しハードルが上がりますが、自分の手の届く範囲を買ったり借りたりするのも一つの手段です。
遊休農地や耕作放棄地の利用目的として、様々なサービスがあります。
それらを利用して農地を手に入れるのも良いかと思いと思います。

雇ってもらうための最初のステップ

インターンシップを利用する

農業体験より、もう少し踏み込んだ内容で農業に携わることができます。
インターン期間は1週間から数ヶ月のものまであり、申込料金のかかる場合から給与がもらえるものまで様々です。
自分に合ったインターン先が見つかれば、利用してみると良さそうです。

農業研修を受ける

本格的に「農業をして稼ぐ」ことを目指す人は、まずは研修に行ってみるのが良いと思います。
この研修を受けることで、次に挙げる就活にも活かすことができるし、その先独立を目指す方にも
とても活かすことのできる内容になると思うからです。
1年から2年ほどの研修期間を設けているところが多く、栽培から生産まで一通りの流れを学ぶことができます。
また、研修の後にはその農家へ就職することが可能なところもあるので、自分がこの先どうするか、たくさんの判断基準を
学びを通して持つことができます。
また、「やっぱり就農しない」と考え直すことができるのも、研修を受けるメリットだと思います。

就活する

大規模な農家法人などは年間を通じて採用を行っているところもあります。
就農に関する求人サイトもあるので、そういったところや職業案内所などで就職先を探してみるのも良いでしょう。
また、マッチングサイトなどもあるので活用してみても。



独立するための最初のステップ

経営計画を立てる

ゼロから農業を行うにあたり、必要な情報を集め、自分の経営計画を立てる必要があります。
何を作るか、どれだけの土地が必要か、どれくらいの労働力を要するか、資金はいくら必要か、など
年間を通じで必要なものを算出し、計画を立てます。
また、そこで得た収入を元に2年目以降そうやっていくか、計画していく必要があります。
農林水産省の統計情報や、各都道府県にある普及指導センターなどでサポートしてもらったり、
活用できるものを利用して、計画を立てましょう。

支援制度を使う

資金面や計画面で必要がある場合は、都道府県や自治体の支援制度を利用するのも有効です。
全国新規就農相談センターの2016年の調査結果によると、
「農地の確保」、「資金の確保」、「営農技術の習得」、「住宅の確保」の順に苦労した割合が高くなっているそうです。
これらの苦労を解消するために、様々な支援制度を活用してみても良いと思います。

最初のステップを踏み出そう

3つのパターンから農業を始める最初のステップを紹介しました。
わたしも含め、皆さんがそれぞれの選択の際にお役立ていただければ嬉しいです。

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